写真集
さまざまな活動内容をビジュアルに見ていただくためのページです。
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2014年10月 総務常任委員会研修(草津市・芦屋市)
◆滋賀県草津市
10月15~17日に総務常任委員会の研修が行われた。草津というと関東地方では、群馬県の草津温泉が有名だが、今回訪れたのは滋賀県の草津市である。江戸時代には、東海道と中山道の分岐点の宿場町として栄え、交通の要衝となっている。現在は、大津、京都、大阪へのベットタウンとして発展している。
人口:128,603人
面積:67.92㎢
20年前に立命館大学の誘致に成功し、同年「南草津駅」が開業、人口も20年間で2万人以上増え、2013年の近畿ブロック住みやすさランキングで兵庫県の芦屋市を上回り第1位を獲得した街である。
草津市議会・議長応接室にて
◆滋賀県草津市・草津市議会議場
≪議長席前にて≫
草津市では、立命館大学との連携により「草津未来研究所」を創設し、市に対して政策提言が行われていた。
地方分権時代において、自らの責任で、自ら政策を実行していかなけばならなくなる時代への対応である。これからは、介護福祉においても自治体の裁量が求められる。また、公共施設の集約化も大事な課題である。
キーワードは「トップマネジメントとボトムアップ」ということであった。
草津市議会議場にて
◆神戸市「人と防災未来センター」
≪玄関前にて≫
間もなく阪神大震災から20年を迎える。
平成7年1月17日におきた大震災を風化させないように、様々な展示に工夫がこらされており、リアルに震災の様子を体験できる施設である。
神戸市「人と防災未来センター」
◆神戸市「人と防災未来センター」
≪ロビーにて≫
「人と防災未来センター」のロビーには、過去におきた津波の高さが表示されている。近い将来想定されている東海、南海、東南海地震においては、最大で35mの津波が想定されている。
過去におきた津波の高さが表示されています
◆兵庫県芦屋市
≪防災対策について≫
兵庫県芦屋市において、「阪神大震災後の防災に対する取り組みについて」研修した。
人口 : 96,499人
面積 : 18.57㎢
芦屋市は、阪神大震災後多額(2,500億円)の負債を抱えて財政再建団体に転落する可能性があったが、懸命な努力の結果、平成26年度末に負債は500億円を切ることになった。
市税収入も年間214億円あり、普通の自治体としてやっていける見通しがついた。
芦屋市において研修
◆芦屋市役所からの眺め
≪阪神高速道路≫
阪神大震災の時、芦屋市役所の眼前にある阪神高速道路が倒壊した。
当時テレビの映像で見ていたのでは、何が起きていたのかわからないような状況であったが、阪神高速道路は阪神地域の大動脈ということもあり、復旧も早かったということであった。
阪神大震災で倒壊した阪神高速道路
◆「花と緑のコンクール」
≪芦屋市役所玄関ロビーにて≫
芦屋市は、全地域が景観条例に指定されており、良好な町並みの保存が行われている。
地区計画も住民が中心に行っており、町区(自治会)や団体等で花と緑の活動が行われていた。
「花と緑のコンクール」が行われていました
◆公園に設置された防災倉庫
≪防災倉庫の説明を受ける≫
震災復興土地区画整理事業が行われ、整備された公園には、防災倉庫が設置されていました。
倉庫内には、防災用品としてリヤカーや大釜などのほか救助用のチェーンソー、大バール、のこぎりなどが配備されていました。市内の防災倉庫の鍵は統一されており各町内に配られて管理されているそうです。また防災用品は公のイベント時に貸し出しもしているとのことでした。
公園に設置された「防災倉庫」
◆芦屋市議会議場にて
≪震災時に天井が崩落した議場≫
阪神大震災時には、この議場の天井が崩落してしまいました。使用できない期間は、他の施設で議会が行われたそうです。
質問者席は、前列中央にあり一質目は登壇して、二質目以降は質問者席から行うそうです。
理事者席も市長部局が議長席に向かって右側、教育長部局が左側となっていました。
芦屋市議会議場
◆芦屋市の高級住宅地
≪六麓荘≫
芦屋市は、かつてから高級住宅地として有名です。市役所の方に六麓荘にある高級住宅地を案内していただきました。
今回の研修では、草津市、芦屋市の素晴らしい取り組みについて研修ができましたが、4名の議員が欠席となってしまい非常に残念でした。
高級住宅地「六麓荘」
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