さまざまな活動内容をビジュアルに見ていただくためのページです。
◆第74回全国都市問題会議【10月11~
12日】
≪岩手県民会館≫
10月11~12日、盛岡市の岩手県民会館において「第74回全国都市問題会議」が開催されました。
今年のテーマは
「都市の連携と新しい公共」
~東日本大震災で見えた『絆』の可能性~
会場入り口にて
◆第74回全国都市問題会議
≪開会式≫
主催者は
全国市長会
後藤・安田記念東京都市研究所
日本都市センター
盛岡市
岩手県民会館は、盛岡駅から車で約10分、
客席数は、大ホール1,991席です。他に602席の中ホールや展示室、リハーサル室、楽屋、会議室などがあります。
開会式【岩手県民会館大ホール】
◆第74回全国都市問題会議
≪森民夫全国市長会長の開会の挨拶≫
「全国の各市町村と協力しながら、復興復旧に取り組んでいるところであります。
長岡市は花火大会や「米100俵の精神」で有名です。中越地震も経験しましたが、心の復興も含め故郷に対する愛着と誇りを持つことが基本であると思います」と挨拶されました。
達増 拓也・岩手県知事に来賓としてご臨席をいただきました。
森民夫・全国市長会長あいさつ
◆第74回全国都市問題会議
≪基調講演≫
「震災復興と都市の役割」
仙台大学教授 高成田 亨氏
(東日本大震災復興構想会議委員)
高成田 亨氏は、テレビ朝日ニュースステーションのコメンテーターとして活躍されました。
「これからは、災害がいつ、どこで起きても不思議ではない。不足する食料や物資の支援の他、がれき処理などの問題も考えると、これまで以上に遠い地方の都市と非常時のおける相互安全保障協定を結ぶ必要がある。」と述べられました。
高成田氏の基調講演
◆第74回全国都市問題会議
≪主報告≫
私たちの未来は被災地とともに
~未来へつなぐ復興の「絆」~
盛岡市長 谷藤 裕明氏
被災地は、本格的な復興に向けてようやく歩き出したところである。
いま必要なのは、「小さくても復興に向けて支援をずっと続けてくれる力」、復興への長い道のりを「ともに寄り添い歩んでくれる力」である。
東日本大震災で生まれた「絆」が未来へとつながり、これからの真の復興に向けた推進力となることを願う。
谷藤 裕明・盛岡市長
◆第74回全国都市問題会議
≪さんさ踊り≫
昼食時のアトラクションとして「ミスさんさ踊り」の皆様によりさんさ踊りが披露されました。
ミスさんさ踊りとさんさ踊り保存会のみなさん
◆第74回全国都市問題会議
≪一般報告≫
「文化による地域復興を目指して」
大阪大学教授 平田オリザ氏
文化施設の役割は、見せる施設としての役割は終わった。アートを通じて社会参加をしてもらう場である。様々な体験の中で一人一人が結びついていくことが大事である。
これからの時代は、誰かが誰かを知っているということが大事であり、これが防災・防犯にもつながる。フランスのナント市は文化により街を再生させた。
「文化施設は地域のコミュニティーを造る場です」
◆第74回全国都市問題会議
≪一般報告≫
宮城県岩沼市長・井口 経明氏
岩沼市は、市域の48%が浸水し181名の方が犠牲となり、被災家屋は5,400戸を超えた。地盤沈下も深刻で、市域の8%が海抜0m以下になった。
復興には何よりもスピード感が大切であると思う。震災が意識の上で風化してしまうのが心配です。
【昨年5月、私もボランティア活動で岩沼市を訪問しました】
宮城県岩沼市長・井口 経明氏
◆被災地・その後
≪閑上神社≫
昨年の会派の研修で訪れた被災地の復興状況について視察をしました。
復興のスピードが遅く感じられました。国が復興に向けて全面的に支援をしていくことが必要であると思いました。
閑上港近くの日和山にある神社
◆被災地・その後
≪野蒜駅付近≫
仙石線「野蒜駅」の電柱はまだ倒れたままでした。復旧の見込みは、立っていません。
仙石線「野蒜駅」付近
◆被災地・その後
≪野蒜の海岸線(仮設の防波堤)≫
津波によりこの堤防は完全に破壊されてしまいました。
右手奥の海岸線が石巻市です。
仮復旧された野蒜海岸の防波堤